その足のむくみは下肢静脈瘤が原因？

下肢静脈瘤が原因で足がむくむ場合

下肢のむくみは下肢静脈瘤の症状の一つです。しかし、それ以外の原因で起こっていることも場合もあります。下肢静脈瘤が原因でむくんでいるのかどうかは、下肢静脈瘤の典型的な症状と照らし合わせてみれば、自分でもある程度は見分けることができます。

下肢静脈瘤によるむくみの確認ポイント

すねを指で10秒ほど強く押して離すと、凹んだまましばらく元にもどらなければ足はむくんでいます。さらに、①片方の足だけがむくんでいる。もしくは両足がむくんでいるが左右に差がある。②浮き出た血管のコブが太ももやひざの裏、ふくらはぎにある。③夕方になると靴下の跡がつく、靴がきつく感じる。④足の皮膚が変色している。⑤早朝、寝ている時にこむら返りが起こる。

確認ポイントの解説

下肢静脈瘤による下肢のむくみは片足に現れるのが特徴で、両足がむくんでいても左右の足でむくみ方が違っています。むくみに加えて、太もも、ひざ裏、ふくらはぎにボコボコとした血管のコブがあれば下肢静脈瘤によるむくみと考えられます。夕方以降に靴がきつくなったり、足の皮膚が変色したり、早朝に足がつったり、このような症状も下肢静脈瘤が原因のむくみである可能性が高いです。むくみは他の病気で起こっている場合もありますので、急にむくんだ時、むくみが強い時には、自己判断せず医療機関を受診しましょう。