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クモの巣状静脈瘤の特徴と治療法

クモの巣状静脈瘤の特徴

太ももの表側や外側に現れることが多いクモの巣状静脈瘤は、皮膚の浅い部分の毛細血管が拡張してできる下肢静脈瘤です。直径0.1ミリ程度で、赤や青い糸のように見えることが特徴で、その血管が広がる様子がクモの巣に似ていることから、クモの巣状静脈瘤と呼ばれています。

クモの巣状静脈瘤は重症化しない

クモの巣状静脈瘤ができていても基本的に自覚症状はなく、重症化しないタイプの下肢静脈瘤なので、放置しておいても問題はありません。しかし、深い部分に伏在型静脈瘤が併発している可能性も考えられるため、心配な場合は、超音波検査をしたほうがよいでしょう。クモの巣状静脈瘤は太もも以外にもさまざまな部位に現れることがあり、もし見た目が気になるようでしたら硬化療法や体外からのレーザー治療を受けることができます。

クモの巣状静脈瘤の治療方法

体外からのレーザー治療とは、皮膚の上から静脈瘤に直接レーザーを照射する方法です。赤い色だけに反応するレーザーを使用し、赤いタイプのクモの巣状静脈瘤に有効です。しかし、体外からのレーザー治療は、保険適用外の治療方法となるため、高額な費用がかかってしまうことがデメリットとなります。また、硬化療法はそのネットワークの静脈全体を治療することができるのに対し、体外からのレーザー治療は、表皮に近く見えている範囲だけの静脈瘤を治療します。


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