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弾性ストッキングのトラブル

着用をやめてしまう原因

弾性ストッキングは、下肢静脈瘤の治療後の合併症・再発予防や症状を改善するために着用します。生地が固いために履く際に苦労したり、きつくて痛みを感じて履くのをやめてしまたり、強く引っ張りすぎて破れた、皮膚がかぶれたなど、何かしらのトラブルで弾性ストッキングの着用をすぐにやめてしまう方もいます。

着用時に補助具を使う

手に力が入らない、きつくて履くのが大変という方は、まず正しい履き方を習って練習してみましょう。正しい履けば、通常それほど力はいりません。それでも履くのが難しい方は、着用のための補助具を使うとよいでしょう。すべりのよい布製の補助具を、まず足にかぶせてから、弾性ストッキングを履いた後、補助具を引き抜くことでスムーズに着用できます。他にも、ロール状の補助具に弾性ストッキングをクルクルと巻き取り、足先を挿入し転がすように引き上げながら履いていくものや、フレーム型の器具に弾性ストッキングを装着して、そこへ足を入れハンドルで引き上げるタイプもあります。

かぶれてしまう場合

弾性ストッキングで肌がかぶれてしまうのは、引き上げ過ぎてストッキングが元に戻ろうとする摩擦の力が強くなることがおもな原因です。特にゴムが当たるところにかぶれが起こることが多く、丈が合ってないと同様にかぶれやすくなるので買い替えをお勧めします。また、素材が肌に合わない、汗で蒸れるなどもかぶれの原因になります。履く時間を短くするか、履きなれたストッキングの上に、弾性ストッキングを重ね履きするとよいでしょう。


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