~当院医師監修~
足の付け根と膝または足首の2カ所を小さく切開し、そこから静脈の中へストリッパーと呼ばれる細いワイヤーを入れます。次に、もう一方からワイヤーを引き出し、静脈とワイヤーを糸で結びます。そして、ワイヤーを引っ張り静脈ごと一緒に引き抜きます。その後は出血を防ぐため、しばらく手で圧迫し、切開部位を縫って足に包帯を巻きます。これがストリッピング手術です。強い痛みを伴う手術のため、以前は全身麻酔や腰椎麻酔で行われ、手術後は1週間以上の入院が一般的でした。しかし、最近では医療技術の進歩により2日~3日の入院で済むようになり、さらに、専門クリニックでは特殊な局部麻酔を使うことで日帰り手術も可能となっています。