下肢静脈瘤のセルフケア１「つま先立ち体操」

「つま先立ち体操」は、仕事中など座ったり寝たりできない時でも立ったまま手軽にできる体操です。背筋を伸ばして立ち、背伸びをするように両足のかかとをゆっくりと上げ、つま先立ちをしたら元の姿勢に戻します。これを10回繰り返すだけです。「つま先立ち体操」はバランスを崩して転倒しないよう、テーブルなど安定したものにつかまりながら行いましょう。つま先立ちを繰り返すことで、ふくらはぎの筋肉が収縮し血液を押し上げる働き「筋ポンプ作用」が促進されます。下肢静脈瘤は立ち仕事の方が発症しやすい病気ですから、立ち仕事中は1時間に1回行うとよいでしょう。さらに足踏みや屈伸を行うとより効果的です。