セルフケアで下肢静脈瘤を改善

軽度の下肢静脈瘤の場合は体操・マッサージ・弾性ストッキングの着用・生活習慣の見直し等のセルフケアで、症状を改善することができます。下肢静脈瘤は静脈の逆流防止の弁が壊れ、血液が心臓に戻りにくくなり足に溜まることが原因です。体操やマッサージによって溜まった血液を心臓に戻し、足の静脈の負担を軽くしたり、ふくらはぎの筋ポンプ作用を増強することで改善します。ちなみに逆立ちすると重力により足から心臓へ血液が流れるのでとても効果的ですが、一般の方には難しいので同じ効果が期待できる「ゴキブリ体操」がおすすめです。仰向けに寝て手足を上げ、ブルブルと震わすだけの簡単な体操です。寝る前やお昼休みに行うと効果的です。一般的な体操やマッサージ、弾性ストッキングの着用と組み合わせ、セルフケアを毎日続けることで下肢静脈瘤の症状が改善されます。