下肢静脈瘤による足のむくみを改善

下肢静脈瘤による足のむくみの原因

下肢静脈瘤の自覚症状の一つに足のむくみがあげられます。足がむくむと靴が履けなくなったり、重くて歩きにくくなったり、普段の生活に支障が出ることもあります。下肢静脈瘤によって足がむくむのは、静脈血が下肢に滞って、血管から染み出た水分が皮下組織に溜まっていることが原因です。

滞った静脈血とリンパ液の流れを促す

下肢静脈瘤が原因で起こる下肢のむくみを改善させるには、下肢の静脈血とリンパ液の流れを促進させることが重要で、それには下肢のマッサージが有効です。みなさんも経験があると思いますが、マッサージを受けたり、セルフマッサージをしていると、体がじんわりと温かくなってきます。これはマッサージにより血流がよくなるためです。

足首からふくらはぎのマッサージを

下肢静脈瘤によって足がむくんでいる方は、足のマッサージを行えばむくみが改善されます。足のむくみのマッサージは、まず太ももに行って、太もものむくみを取り、次に足首からふくらはぎをマッサージしてむくみを取ります。コツとしてはマッサージですが、もむのではなくさするように行います。両手の手の平全体を足に当てるようにして、優しく足元から心臓にむかって動かします。下肢静脈瘤による足のむくみがつらい方は、セルフケアとして下肢のマッサージを続けるとよいでしょう。