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下肢静脈瘤の治療を受けない場合は?

治療をしない選択

下肢静脈瘤と診断されたが、積極的な治療を受けない選択をした場合は、将来的に下肢静脈瘤が悪化したときに再度、治療を考えます。その場合、そのまま放置せずに自分で保存的治療を行えば症状を改善できますし、進行の予防にもなります。

下肢静脈瘤の保存的治療とは?

下肢静脈瘤の保存的治療とは、主に生活習慣を改善したり、弾性ストッキングを着用することで進行を防ぐ方法です。長時間立ったままや座ったままの状態が続くと、重力の影響や、ふくらはぎの筋ポンプ作用が低下することによって、静脈がうっ血しやすくなるため、仕事や家事でそのような状態が続く方は、生活習慣の見直しが必要です。1時間ごとに足を動かしたり、歩いたり、つま先上げや足首を回すなど軽い運動をしましょう。

弾性ストッキングの着用

弾性ストッキングを購入する際は、医療機関で処方してもらうか、薬局などでむくみ予防として販売されている着圧ストッキングを使用することもできます。注意点は、自分に適切なサイズを選ぶことです。サイズはメーカーにより違いますので、自身で購入する際はパッケージのサイズ表をよく確認してください。弾性ストッキングは間違った方法で着用すると効果が期待できません。正しい着用方法は、購入した医療機関でも教えてくれますし、インターネット検索で、弾性ストッキングの正しい着用方法を紹介している動画を探してみるとよいでしょう。


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