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下肢静脈瘤の治療を受ける?受けない?

下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤の治療方法には、保存的療法、硬化療法、手術、血管内治療があげられます。症状が軽い患者さんの場合は、生活指導による日常生活の改善や、弾性ストッキングの着用など、保存的療法で改善が望めます。しかし、すでに皮膚にボコボコとコブのような静脈瘤が浮き出ている場合は、残念ながら保存的療法では消すことはできません。小さい静脈瘤は硬化療法で消すことも可能ですが、中程度以上の大きさの静脈瘤は手術または血管内治療を行うことになります。

手術や血管内治療が必要なケースは?

下肢静脈瘤で手術や血管内治療が必要になるのは、どのような場合でしょうか?基本的に症状のある下肢静脈瘤が対象となります。さらに、伏在静脈全体の逆流防止弁(静脈弁)が壊れて、静脈の逆流を防げなくなり、静脈が4ミリ以上の太さになっているケースです。静脈の太さは、目に見える静脈瘤の大きさではなくエコー検査によって判断します。

最終的には患者さんの希望

下肢静脈瘤の治療について、医療機関では検査結果から医師がアドバイスをしますが、命に関わる病気ではないので、手術を受けるかどうかは最終的には患者さんの希望次第です。もし、下肢静脈瘤が原因のむくみや重だるさでお悩みでしたら、治療を受けてもよいでしょう。反対に、少しの症状があっても問題なく日常生活を送っているなら、すぐに治療する必要はありません。ただし、潰瘍が生じるなど重症化している場合は早めの治療をおすすめします。


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