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下肢静脈瘤の超音波検査とは?

超音波検査(エコー検査)とは?

下肢静脈瘤の診察では、視診・触診の後、静脈の流れの異常を確認するために超音波検査(エコー検査)を行います。これにより医師の肉眼では見ることができない静脈の状態が確認できます。なかには超音波検査に対して不安を感じる方もいらっしゃいますが、妊娠時におなかの中の赤ちゃんを確認するためにも使われている安全な検査です。

血液の流れをリアルタイムで確認

超音波検査は、立った状態または椅子に座った状態で、下肢の表面にプローブという探触子を当て、体内の血液の流れをモニター画面に映し出し、血流をリアルタイムで観察できるのが特徴です。探触子を当てるだけなので検査に伴う痛みもありません。超音波検査では、皮膚のすぐ近くを通る表在静脈や深い部分にある深部静脈、それらをつなぐ穿通枝をモニター画面で観察し、静脈の滞りや逆流がないかを広い範囲で検査するため、通常は30分、慣れた施設でも15分程度かかります。

静脈血の逆流を検査

超音波検査では血液がどれだけスムーズに流れているか、その速さを測るドプラ法や、血流のある部分を色分けし、流れが一目でわかるようにするカラードプラ法が行われます。その際に、検査技師が下肢を圧迫、解除をして血液が足先に逆流しているかどうかを調べます。検査技師がふくらはぎをぎゅっとつかんだり、放したりしますので、下肢に痛みがある場合は事前に伝えましょう。


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