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下肢静脈瘤と症状が似ている病気

症状が似ている病気

下肢静脈瘤と似た症状が現れる病気として、「腰部脊柱管狭窄症」と「閉塞性動脈硬化症」があげられます。「閉塞性動脈硬化症」は動脈が詰まって足の血流が滞る病気で、「腰部脊柱管狭窄症」は腰の神経が圧迫される病気です。どちらも脚の痛みがおこりますが、下肢静脈瘤と違うのは立っているときではなく、歩いたときに脚が痛みます。痛みはふくらはぎにおこり、少し休むとまた歩けるようになる“間歇性跛行(はこう)”という症状が特徴的です。特に、腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多く、足の裏に砂利を踏んでいる、あるいは何か貼り付いている様な感じがします。

見た目が似ている病気

見た目が下肢静脈瘤によく似た病気と言えば、皮膚の末梢血管の血流が悪くなる「リベド血管炎」です。この病気は下肢静脈瘤のように静脈がボコボコと膨れあがることはないのですが、網目状の紅斑が現れます。「リベド血管炎」が悪化すると、下肢静脈瘤が悪化したときと同じように潰瘍が生じるケースもあります。もう一つが「筋膜ヘルニア」です。この病気は加齢などにより足の筋膜が弱まり、脚の筋肉がコブ状に張り出してくる病気です。

超音波検査を受けましょう

脚の症状や見た目の異常の原因が下肢静脈瘤なのか、それとも他の病気が原因なのかは、どのような検査でわかるのでしょうか? それは超音波検査です。超音波検査で下肢の静脈の状態を調べた結果、静脈に問題がなければ、他の病気が原因で症状が現れていると考えられます。


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