自分が履きやすいタイプを選ぶ
基本的な弾性ストッキングは、ひざ下までのハイソックスタイプですが、太ももまであるストッキングタイプや、おしりまでカバーするパンティストッキングタイプもあります。どのタイプでも効果にそれほど違いはないので、ご自分が履きやすいタイプを選ぶとよいでしょう。つま先まであるタイプは、冬でも温かく足の甲が痛くならないというメリットがあります。つま先がないタイプは夏場、蒸れにくいですが、弾性ストッキングの先端部分がめくれあがってしまい、足の甲が痛くなりやすいというデメリットがあります。
サイズは足首に合わせる
弾性ストッキングのどのタイプにするか決まったら、次にサイズを選びます。足首とふくらはぎの径を測り、商品のサイズ表に当てはめてみましょう。足首とふくらはぎでサイズが異なる場合は、足首のサイズで選びます。例えば、足首がM、ふくらはぎがLの方は、Mサイズの弾性ストッキングを選ぶとよいでしょう。
圧力を選ぶ
次に圧力の強さを選びます。弾性ストッキングの圧力には弱圧~強圧まで数段階の種類があり、目的別に分かれています。入院時や深部静脈血栓症の予防には弱圧、高齢者や女性などで下肢静脈瘤の方は弱中圧、下肢静脈瘤の手術後などは中圧、リンパ浮腫、うっ滞性潰瘍、血栓後遺症の方は弾圧を着用します。中圧が基本ですが、それが履きにくい場合は弱中圧の弾性ストッキングでもよいでしょう。