弾性ストッキングで症状改善

足のむくみやだるさを自分で改善

下肢静脈瘤の治療に使われる弾性ストッキングは適度に足を締め付けて、血流をよくする効果があります。そのため、足のむくみやだるさでお悩みの方は、弾性ストッキングを着用することによって症状を改善できます。不快な症状がある方や、立ち仕事の時間が長い方、下肢静脈瘤を治療した後に再発を防ぎたい方などにも弾性ストッキングは有効です。

適度な圧迫で血流がよくなる

足を圧迫するとなぜ血流がよくなるのでしょうか？それには水が出るホースをイメージしてください。出口となるホースの先端を絞ると水の勢いがよくなりますよね。同じ量の水が流れているなら、通り道となるホースの直径を小さくすれば勢いが増すように、弾性ストッキングで足を締めつけると、静脈が適度に圧迫され血流がよくなる仕組みです。弾性ストッキングの効果としては、筋ポンプ作用を強める、血管が細くなり静脈弁の働きをよくする、心拍出量を増やす、毛細血管の循環を改善するなどがあげられます。

最初は市販品でもＯＫ

医療用の弾性ストッキングは締め付けが強く、それに比べて市販品は医療用ほど強くありませんが、まず試してみるなら市販品でもよいでしょう。弾性ストッキングにはハイソックス・ストッキング・パンティストッキングなどの種類があります。種類やサイズは自分に合うものを選ぶことが大切です。自分に合わないものを着用すると、かぶれなどトラブルの原因になります。